自己PR
コロナによってすべてのバンドが解散したものの、未だ業界への夢があきらめられず。
これを機に会社員をしながら、ボカロP活動を開始。
「感動したいし、させたい」という思いのもと、生きづらさを抱える若者にメッセージ性ある音楽を届けられますように。
2週間を納期として、すべて一人で作詞、作曲、編曲、ギター演奏、ミックスを行なっています。
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2021年より始めた2週間作曲。
作詞、作曲、編曲、ギター演奏、ミックスをすべて一人で実施している中で比較的出来のよいものを応募させていただきます。
2021年12月前半で作りました。(この2週間作曲最後の一曲です)
この一年で様々な楽器のアレンジに挑戦、習得してきましたが、最後はストリングスもブラスも用いずに泣ける曲を作ることがテーマでした。
初音ミクの一番綺麗な声って「ららら」なんです。。
自分が作ったなんてことないメロディーが、初音ミクに承認されて、そして歌となる。
この感動はやってみた者にしかわからないかもしれませんが、それをどうやったら伝えられるか。
この一年、本当に多くの楽曲に出会い感動し、偉大な作家やバンド、クリエイターの素晴らしさを目の当たりにしました。そして絶望しました。自分はまだ全然足りないと。
それは決して楽しいことではなかったです。
「音楽」じゃなかったです。
「暗闇」でした。
こういった活動をしていると、「どうせ趣味でしょ?」と笑われることもあります。
悔しいです。趣味でこんな辛いことはやらない。でもやらなきゃいけない。音楽を作れるようになったんだから。
多くの方々には、そういったものの存在がないのかもしれません。
仮に幽霊が見えたとして、そして他の誰に話してもそれを信じてもらえなかったら
人はどうするでしょうか?
きっと信じてもらえるまで、あの手この手で証明してみようとするでしょう。
私にとって音楽を作るとはそのようなことなのかもしれません。
そんな思いから「音楽なんてやらなきゃよかった」が生まれました。
実は正式タイトルは異なります。タイトルに取り消し線がつきます。
使用機材
- Apple Logic
- 初音ミクNT
- KOMPLETE
- SSD5.5
- iZotope Ozone
- Antelope Synergy Core Discrete 8
- Kemper Amps
- Gibson Les Paul
- mooer GTRS
etc
審査員コメント
タイトルのインパクトが強く、聴く前からどんな作品なんだろうと興味を持ちました。サビの「いっそ音楽がなければ」というフレーズがフックとなり、聴き手を惹きつけますね。ストリングスやブラスを用いずに泣ける曲を作ることをテーマに制作された作品とのことですが、コントラストの強いアレンジや大胆に抑揚をつけて聴き手を飽きさせないアプローチなど、細部にまでしっかりと意識の行き届いた作品に仕上がっています。この楽曲が2週間作曲最後の作品とのことですが、私が聞かせていただいて作品の中で最も完成度の高い作品だと感じました。
メロディの流れ、コードアプローチ、楽器の使い方など特に気になるところはありませんでした。ギターソロに入る(2”46)のサブドミナントマイナーの使い方もとてもいいですね。ここでさらにもうひと摑みしてくるのかと感心してしまいました。ただ、導入部(0”29)あたりでシンセのリリースが長く、和音が濁っているのが唯一気になったところです。もしかしたら狙っているのかなとも思いましたが、メロディがあるので、ここはクリアにしておいたほうがいいと思います。
SoundCloudのページも拝見させていただきました。エントリーシートに記載されていますが、この楽曲のタイトルは波線で消されているんですね。タイトルを見ただけではわからない、kdo-10℃さんの想いの強さを感じることができました。今はプロとかアマとかの時代ではないと思います。自分が放った音楽はだれかにきっと届くと思います。kdo-10℃さんのメロディメイクのセンスはかなり高いと思いますし、アレンジ能力も申し分ありません。また、録音後の音の処理もかなり高いレベルで仕上げられています。今後の活躍がとても楽しみなアーティストです。これからももっと多くの作品を作り続けてください。(鈴木)