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3歳よりピアノ・エレクトーン、13歳からはギターを始めました。

作曲活動は10歳の頃から本格的に開始し、13歳のときにDTMに出会いコンピューターを活用した音楽表現に興味を持つようにになりました。

また、中学校に入ってからはジャズのセッションを行うようになりました(楽器はピアノ)。

ジャズを得意とする一方で、DTMではEDMからオーケストラまで幅広いジャンルの曲を作っています。特に、異ジャンルの音楽の融合に興味を持っています。

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一番の特徴は曲が5拍子であることです。6/8の最後の一拍を取り去ったかのようなテンポ感で曲を構成することで、先への期待感が出てくるように演出しました。

曲のもう一つのこだわりは、Kawaii Future BassとJazzの融合です。

サウンドはKawaii Future Bassで見られるものを基調としながらもJazzで使用されるダブルベースを取り入れました。また、コードは基本的にJazzの雰囲気を感じるようにテンションノートやボイシングを工夫しました。また、Jazzのアドリブソロを彷彿とさせるパートを作り、そこでは使用するスケールにこだわりました。

使用機材

  • DAW
    • Steinberg Cubase
  • オーディオインターフェース
    • UR22C

審査員コメント

15歳という若さで、非常に正確で計画性を持った制作姿勢に作品のサウンド共々、感心いたしました。五拍子のリズム的なモティーフの設定も、分かりやすいリフの反復にせず、自由度のある音形に設定したおかげで、拍子を意識することなく自然なグルーヴになっていルと思います。

広がりのあるリードシンセの音色や、そのリードパートを歌い上げられている点が素晴らしいと思いました。それでは、いくつかのアドバイスをしていきましょう。

まずアドリブのフレーズですが、モティーフを並行移動してアウトしたり、ハーモニーに対して冒険していこうという意欲は素晴らしいと思います。Ryota*さんはお若いですからアドリブについての入射角やジャズが培ってきた語法を正確に掴む勉強をすれば、将来が楽しみです。

想定したコード進行に対し、アドリブラインの指針となる別のコード進行を想定し、そのハーモニーが持つ、強いサウンドに沿って旋律を作る手法がピバップ以降のジャズサウンドの革命的な手法です。フレーズを聴くとスケールを中心に構成されているようですが、その種のアドリブ特有の旋律感の弱さを感じます。挑戦的で良い感覚を持っているので、正しいジャズの語法(スタイルではない)を学ぶとより磨きがかかると思います。

エンディングもさりげなく意表をつくようで、これ見よがしでない意外性を意識したセンスは素晴らしいと思います。

是非、今後も挑戦的な作品をお聴かせください。頑張ってください!!(清水玲)

賞品