自己PR

「J-Popを科学する」をテーマに活動する、2人組デジタルクリエイティブユニット。

(SNS総フォロワー数 20,000人、総再生数620万回)

複数のYouTubeやTikTokチャンネルを運営し、チャンネルごとに異なる顔を持つ。

いずれのチャンネルでも「音楽をより楽しむ」ためのコンテンツをプロデュース・発信し続けている。

登録者100万人規模の人気YouTuberとのコラボや、アリーナクラスの現役アーティストへのカラオケ音源提供など、幅広く活動中。

  • メンバー
    • Hayama(Sound Creator, Composer, Video Creator)
    • Fukuno(Composer, Sound Director, Project Producer)

作品PR

鬼滅の刃の登場キャラクター「霞柱・時透無一郎」をイメージして制作したオリジナル楽曲になります。

バトル漫画の迫力やスピード感を重視しつつも、「霞・霧・朧」といった掴みどころの無いイメージを足し合わせることでキャラクターの特徴を表現しました。

キャッチーなメロディを際立たせるための王道ロックアレンジを基礎としながらも、ホーン・ストリングス・打ち込みドラム・効果音(FX)を多用することで、より現代的なポップサウンドに仕上げております。

構成はA・B・サビを主体にしたシンプルなものですが、2Aにあたるセクションで新たなメロディを提示、かつEQのオートメーションにより音響的な変化をつけることで、飽きのこない展開にしています。

2サビ後の通常はCメロにあたるセクションも、2Aのサウンドを流用した1Aに置き換えることで、より記憶に定着しやすくしています。

また、最後のサビもリハーモナイズを施し、リズムに変化をつけることで聴感上のインパクトを演出しています。

使用機材

  • DAW
    • Steinberg Cubase
  • ソフト音源
    • Toontrack / Superior Drummer 3
    • Native Instruments / Session Strings Pro2・Session Horns Pro・Scarbee Pre-Bass・The Grandeur・Symphony Series Percussion-Xylophone
    • Xfer / Serum
  • サンプリング音源
    • Splice
  • ミックスプラグイン
    • Waves / Horizon同梱品・JJP-Vocals・JJP-Strings &Keys
    • Positive Grid / BIAS FX2
    • iZotope / Ozone8・Vocal Synth2
  • オーディオIF
    • Roland / Rubix22
  • D.I.
    • L.R. Baggs / Para Acoustic D.I.
  • ギター
    • Gibson / Les Paul Studio
  • ヘッドフォン
    • AKG / K271MK2
  • スピーカー
    • FOSTEX / PM0.4n

審査員コメント

曲の構成が某アニメのヒット曲を彷彿とさせますが、全くマネにはなっておらず、着想だけをうまく利用していると感じました。内容は全く違いますし、むしろ乗り越えていこうと試みた数々の工夫が、作品の独自性につながっていて、際立っていました。

良い部分はたくさんありますが、サビの最後を短く迂回させるようにして、安易に解決せず、印象的にイントロ部分のリフレインや他の楽章に繋げている部分は秀逸だと感じました。

そして、その構造を利用し、毎回到達する工夫や仕掛けがあります。そのジェットコースター的な展開は、絶妙なバランス感覚です。

ミックスも良くできており、バックのオケが分厚い部分においても、しっかりと歌にフォーカス出来ていて、その事に安心感を覚えます。しかし、マスタリング的にはもう少し二次元的なべたっとした感じを払拭できれば良いと思いました。おそらく、各楽器の周波数的にぶつかっている部分の整理整頓をさらに丹念に行うことで改善されるでしょう。

デジタルコンプの厳密な特性をしっかりと把握し、響きや雰囲気に関係のない帯域を集中させないよう、ノッチフィルターなどで追い込んでさらに慎重に作業いたしましょう。

そして、鮮度の高い、みずみずしい印象の高調波を含んだ楽器音を、積極的に配置できると良いと思います。前記の「少し二次元的なべたっとした感じ。」とは、この部分にも関係があると思います。

もう一つ、楽曲の最後をただDAWを止めただけのような、クラッシュシンバルの残り方ですが、その一発でデモ音源的な未完成な印象が高まってしまいます。これは非常に惜しい部分です。その部分をしっかり処理して最後まで、こだわりを貫いた仕上がりにできればとさらに良い印象でした。

非常にレベルが高く、素晴らしい作品なので、さらなる高みを目指して頑張ってください!!(清水玲)

賞品