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少女の可憐さと大人の艶めかしさを融合させた「すすきの系アーティスト」雨宮さらさ
北海道を拠点に活動中のセルフプロデュースアイドル
独特な死生観をありとあらゆるジャンルの楽曲に乗せて歌う
特に得意なジャンルは歌謡ロック、kawaii future bass
楽器を一切弾けないものの生まれながらに持ち合わせた音感と打ち込み技術のみでここまで戦ってきました
幼少期より作曲をはじめ、2011年ごろより地下アイドルへの楽曲提供やボカロPとして音楽家デビュー
セルフプロデュースアイドル/SSWとしての活動開始は2017/03である
講談社主催のオーディションミスiD2021でもその才能をぶれることなく発揮し、初出場ながらセミファイナリストまで上り詰めた
作品PR
最近kawaii future bassにハマっていて、1月にkawaii EDMのフルアルバムを発売したばかりです
その熱冷めやらぬまま今作の制作に望みました
課題曲を聴いて「ああ、ポップで素敵なメロディだな」と感じました
また、コード進行の動きがシンプルかつ最小限のためメロディ自体も重ねやすい位置にあると思ったのでAメロやBメロが裏メロになったりしています
「言いたい言えない」というタイトルの通り、貴方に言いたいことがあるけど恥ずかしくて言えない、そんないじらしくカワイイ曲です
たぶん誰もやってないジャンルのアレンジを選んだと思うので、そのおかげで目立てましたら嬉しいです
使用機材
- Steinberg Cubase
- マイク/オーディオテクニカ AT4033a
- インターフェース/Steinberg UA22
- ソフト音源
- Electro6tiy(ギター)
- Ample Bass P Lite II(ベース)
- Quantum Leap Pianos(ピアノ)
- BFD eco(ドラム)
- OZONE9Advanced(EQ、マルチコンプ、サチュレーター等、ミックスマスタリング)
- oracle(リバーブ)
- Vocal Rider(ボーカルゲイン処理)
- Melodyne4(ピッチ修正、コーラス生成)
- その他DAW付属プラグイン等
審査員コメント
良い意味で原曲を聴いていない人が聴くと恐らく同じ曲とはわからない位、雨宮さんの“曲”になっているようです。課題曲の素材を活かしたリミックス作品ながら、多くのシンセパートは自身で作成、追加されたことと思いますが、音色選びのセンスや各所で使われているリミックス技法などレベルの高いスキルを有しているのが伺い知れます。
また、リミックスを行なう際に本来のフレーズを活かすところとオリジナルのアプローチを行なう部分のバランスが良い割合で制作されている点についてもスキルの高さが感じられました。作品において気になる点などを何度もプレイバックして探しましたが、特にありません。作品としての仕上がりは、言うことなしです。
最後にエントリーフォームのコメントでアレンジに関するアドバイスをご希望ということでしたが、今回の作品を聴かせて頂いた限りでは、同様のジャンルやスタイルのアレンジについては特にアドバイスすることは見当たりませんので、この調子で頑張ってください。
ですので、アレンジ全般に関してということでは、いずれも地道な方法で時間と労力が必要なことですが、スキルアップのためのエクササイズに関して2点ほど。
まずは既製作品の気になっているアレンジがあれば、忠実にその原曲をコピー(採譜)して、実際にDAWなどでアーティキュレーションも含めて打ち込んで再現してみることです。聴いただけでなく、実際に自分で再現してみると、気がつくことは多いと思います。
同様に自分のアレンジスタイルのバリエーションを増やしていきたいというのであれば、例えば「シンセパッドは使わない」であるとか、「ベースのリフフレーズは○音以上のフレーズにしない」などのように“○○しばり”の制約の下で進めてみると良いでしょう。そのトライ&エラーを数多く繰り返していくことで柔軟なアプローチ方法ができるようになるでしょう。これらは既にご存知なことかもしれませんが、最終的には一番効果があると思いますので、取り組んでみてください。(内藤 朗)
賞品
- Megpoid V4 Native
- ROLAND Rubix22