【インストラクター後藤のサックス語り】第三話・エチュード(練習曲)について

2017年02月12日

*島村楽器 音楽教室インストラクター]]サックスサロン 後藤全希 皆様こんにちは!大宮店サックスインストラクターの[https://www.shimamura.co.jp/shop/ohmiya/instructor/20151129/539:title=後藤(ごとう)]です。 5月もあっという間に […]

島村楽器 音楽教室インストラクター
サックスサロン 後藤全希

皆様こんにちは!大宮店サックスインストラクターの後藤(ごとう)です。

5月もあっという間に過ぎようとしています。そして2019年も、あとひと月とちょっとで折り返し。

GWを含めて通常営業していた私には、5月は普段と変わりなく過ぎていこうとしている今日この頃です。

『サックスがたり』過去2回は、ブレスについて、身体のリラックス状態を保ち、「サックスの技術を吸収しやすい身体の状態にする」ということをテーマにしました。

今回は、サックスの表現力向上に必要な練習方法、エチュードについて、実際にお通いの会員様のレッスン内容と共にお伝えしていきます!

★前回までの記事はこちら↓
第一話・ミドル~シニア層のレッスン
第二話・指が回しやすい身体の状態を作る

レッスン歴なんと13年!
40代・男性会員様の例

こちらの会員様とは、入会時からジャズ奏法でレッスンをしています。
アルトサックスとテナーサックスを吹き分けていて、テナーサックスではスタンダード中心のジャズレッスン(アドリブも人並みに)、アルトサックスでは80年代の歌謡曲などを中心にレッスンを行ってきました。

定期的にYOUR STAGEなどの大規模イベントや、大宮店主催のイベント、発表会に積極的にご参加される、非常に熱心な会員様です。

レッスンにクラシックのエチュードを
採用したきっかけ

こちらの会員様は、以前からご自分の演奏を録音して演奏力の改善や向上に努めてこられました。

昨年のYOUR STAGE後、「もっと表情豊かな演奏や音の強弱を身につけたい!」とのご要望をいただき、お話し合いの結果、ご要望に沿ってクラシックメソッドを利用しながら表現力アップを目指すことにしました。

レッスンにクラシックのエチュードを導入するか、ジャズのエチュード、もしくはコード(和音)、音階(アドリブで使用する)を中心にすすめるかとどうかいうことは、会員様とよくお話し合い決定し、すすめていくようにしています。

効果はすぐに現れ始めました!

クラシックのエチュードはジャズのエチュードと違い、強弱記号がはっきりと記載されていますが、それに従って変化させていくことが、クラシックでは当たり前でもジャズを中心に勉強されてきたこの会員様には、大変新鮮に感じられたそうです。

さらに、強弱をつける技術はすでに身に付いていたけれど、しっかり使いこなすということが自覚できておらず、それを再認識できたのも収穫でした。

クラシックのメソッドも、使い方次第では
ジャズの技術向上につながります♪

クラシックの奏法をそのまま取り入れるわけではないですが、適材適所、ジャンルを超えた共通のスキルである、音の強弱を身に付けるには、クラシックのエチュードを使用することは非常に有効です!

  • 強弱練習の時は必ず強く大きい音量を吹いてから!
  • 強弱の幅は曲のテンポ、ジャンルで変える!

練習曲を吹く前の準備

1.強弱の前に

まずはリラックスして身体が硬くならないよう、吸い込まないようにすることです。

次に、気張って息を入れると口も身体も硬くなり、音がつまる原因になってしまうため、吹くときに前傾姿勢ではなく、身体を起こして重心を下半身、お尻からかかとに体重をのせる位の気持ちで息を楽器に流し込んでください!音を出したとき、肩の位置が上がっていたらアウトです。すぐに下げましょう!

普段より少ない力、少ない息の量で大きな音が鳴っていることを確認して下さい。

2.音量の強と弱を、別々に鳴らしてから吹き始めて下さい

鏡にご自身の(怖い顔はアウト)写しながら大きい音を鳴らしてみましょう。次に、小さい音ではなく柔らかい音というイメージで、息の量はそのまま、入れ方を丁寧にゆっくり(息の量が少なくならないように)鳴らしてみましょう。

ほとんどの方はここで強弱がつきます。つかない場合は身体が硬くなっている証拠です。そして、硬くなるのはリードの厚さがあなたに合ってないからです!

常に鏡でご自分の表情を確認しながら強弱練習を行って下さい。表情が強張っていると、音に強弱はつけられません。

まとめ

第二話でもお伝えしましたが、練習中は無我夢中になりすぎず、吹いている時の鏡に映る表情に気を配りましょう!鏡に映るご自分の表情に気を配りましょう!

身体が硬い状態のときは強張った表情になるため、すぐ直す癖がつき、それを習慣化すれば身体のリラックス状態を維持できて練習効率が断然アップします!

音の強弱練習が楽しくなること間違いなしです。ぜひ是非試してみて下さい!

強弱を取り入れた演奏の実践

サックスソロで強弱をつける時、大事なのはタンギングとブレスの技術力です。バッハの無伴奏曲で実践しておりますのでご覧下さい

バイオリン等の弦楽器との演奏は楽器の特性も違うため、音量のバランスが難しいです。サックスデュエットの演奏と音量の付け方を聴き比べてみて下さい!



今回はここまで♪

こんなお悩みをお持ちの方、
まずはお問い合わせ下さい!

  • 普通に吹くことは出来るけれど、ジャズやポップスの音をカッコ良く出したい!
  • どのように練習をしていけばいいのか、自分に合った練習方法が分からない…
  • 息がうまく入らず力んでしまい、どうしてもノイズ混じりの音になってしまう!

などなど、「せっかく楽しもうと思ったのに」「最初は楽しく吹いていたのに」と悩んでいらっしゃる方は、是非お問い合わせ下さい!

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