ラゾーナ川崎店 チェロ教室体験レッスンレポート

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2014年03月23日

体験レッスンレポート

<はじめに>

オーケストラの中でも存在感充分。大きな楽器と弓を扱う姿が特徴的で、音も人間の声に一番近いとされ、その音に魅了されている方も沢山いらっしゃるようです。

<姿勢>

楽器本体に傷が付かないよう、身に付けている金属類(腕時計・ネクタイピン等)をすべて外します。楽器に対する思いやりで、楽器に傷をつけてはいけないのです。椅子に浅めに腰掛け、膝の間に楽器を挟んで構えるのですが、「ホラ、背筋が丸まっている!」と早速の叱咤。また膝の挟みが甘いのか、支え(エンドピン)を軸にクルリと回ってしまいます。傾くことで、楽器の正面に面していない人には音がよく聞こえないそうです。何よりもまず楽器が「主役」であり、楽器を上手に「操る」という感覚が大事なのだそうです。

<弓>

弓を持つ際は、親指・人差し指・中指で、指先の力で支えるように持ちます。良い音を出す上で重要なことは、弦に対して垂直にあて、そのまま並行(真横)に動かすことです。上から見ると平行に見えるのに、私は左斜め下に動かしていました。鏡のチェックが欠かせませんね。「こっ、これがチェロの音か…」。間近で聴くと、お腹に響いてくるような音が本当に綺麗です。


次に弓の手元から先端までを使って音を出すのですが、弓は意外と長さがあり、腕を伸ばしきっても先端部分まで届きません。腕だけで伸ばそうとしてだめなんですね。講師がコントロールしてくれましたが、ナルホド、肩と手首の角度が悪かったのです。また先端に向かうにつれて力が伝わりにくくなり、音が途切れたりかすれたりします。講師のように手元から先端まで、安定した力の加減で弓を扱いこなせません。先生の弓はしっかりと押し付けられています。二の腕をしっかり使う楽器で、特に女性の方には腕の引き締め効果があるようです。

- GOOD BAD
腕の伸ばし方

<弦>

弦を押さえる左手は、弦に対し、垂直に抑えなければいけません。右手の弓と左手の弦、同時に操作するのが難しい楽器です。弦については、指定の場所を押さえるのに指と指の間が開くようにするのも大事です。さらに指圧力が重要で、先生は弦を(軽く叩くように)押さえるだけで「ポンポン」と音が出ています。私は全く出ず「ふにゃふにゃ」です。これが習得できるまである程度時間がかかるようですが、第1関節に丸みを持たせ、指先で押しているのがお分かりいただけますか?

<先生の曲を聞いて>

弦楽器の中では音域が広いそうです。ヴァイオリンの曲をチェロで弾いて下さいました。同じ高さの音でも、れっきとしたチェロの音なのですが、まろやかで深みがあって、とても温かい音です。また、お腹に響くくらい重厚な音、逆に小さく繊細な音を出せたりと、ただサイズが大きいだけの楽器ではありません。

右手と左手は動きが全く異なる上、左手が耳の横、右手が膝~お腹の高さに位置しています。両方に注意を払うため、体が覚えるまで地道な練習が必要だと感じました。講師が言う「操る」ことができれば、チェロの魅力も存分に味わっていただけるのではないかと思います。

<講師よりコメント>

岩瀬 うらら
(いわせ うらら)
楽器はゆっくりと少しずつ上達していくものです。始めのうちはすぐに上達を実感しづらい
ものですが、継続的に練習を重ね、チェロの魅力を味わっていただきたいと思います。
趣味で始めたい方もプロを目指したい方も、基礎最優先でご指導いたします。

チェロ教室

コース 個人レッスン(1回30分)
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お問い合わせ

店舗名 島村楽器ミュージックサロンラゾーナ川崎店
電話番号 044-520-8148

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