スペシャルインタビュー
株式会社はてな 代表取締役社長 栗栖義臣氏

今回、島村楽器のギタリスト応援企画『I LOVE GUITAR』ポスターにご登場いただいたのは『はてなブログ』や『はてなブックマーク』など 様々なサービスでインターネット業界をリードされている株式会社はてなの代表取締役社長 栗栖義臣氏。
ギターを始めたきっかけや好きな音楽を趣味として楽しく続けていく様子などをお伺いしてきました!
後半には栗栖社長へのサプライズも実施してきましたよ!それでは、どうぞ!

ー栗栖社長、本日はお忙しい中『I LOVE GUITAR』ポスター撮影や本インタビューも快く受けていただき誠にありがとうございます!本日はよろしくお願いいたします。

栗栖社長:こちらこそよろしくお願いいたします。

株式会社はてなについて

ーはじめに、御社『株式会社はてな』さんについてお伺いしていきたいと思います。ベタな質問で大変恐縮ですが、一言でどんな会社なのでしょうか?

栗栖社長:一言でとなるとなかなか難しいですねぇ。あ、でも私の息子が所属している少年野球チームの親御さんに「どんな会社なんですか?」と聞かれた時には「インターネットを使って個人や法人向けにブログなどの様々なサービスを提供している会社です」と答えるようにしています。

ーシンプルでとてもわかりやすいですね!御社では『はてなブログ』や『はてなブックマーク』など様々なサービスを提供されていますが、今イチオシしているサービスはどれになるのでしょうか?

栗栖社長:そうですね、それこそ『はてなブログ』や『はてなブックマーク』はもちろんなのですが、法人向けには今日私が着ているTシャツに書かれているサーバー監視サービス『Mackerel(マカレル)』がありますね。

ブログについては法人向けにオウンドメディアCMS『はてなブログMedia』というものを・・・

ーブログは弊社でも2009年から『はてなダイアリー』に始まり、現在では各店ブログ『シマブロ』や『島村楽器公式ブログ』で導入・活用させていただいております!最近ではマンガビューワーなども出されていましたよね。

栗栖社長:ありがとうございます。はてなが開発したマンガビューワーは、集英社様と取り組んでいるWebサイト「少年ジャンプ+」でご利用いただいてます。また、自社で培ったWebサービスの開発・運用ノウハウを元に、集英社様やKADOKAWA様とマンガや小説の投稿サイトの開発・運営に取り組んでいます。自社の強みを活かして、他社様と一緒に組んで制作・提供しているサービスも力を入れています。

ーみんなが日常で親しんでいるサービスが実は『株式会社はてな』謹製だったりするわけですね。『はてなブックマーク』については私も個人的に利用していて、通勤中の電車内でニュースサイトを見るよりも『はてなブックマーク』ばかり開いています。これって使い方としては合ってますでしょうか?(笑)

栗栖社長:バッチリ合ってます!合ってますし、そういう人をどんどん増やしていきたいので、ぜひご家族や周りの方にも広めてください!

ーありがとうございます。ぜひこれからも周りにも進めていきますね! ところで栗栖社長、2014年に社長になられて約2年ほど経過したと思うのですが、就任前と後で一番大きく変わったことや社長をされている醍醐味って何でしょうか?

栗栖社長:以前より人とお会いすることが各段に多くなりましたね。『株式会社はてな』に入社して社長になるまでは名刺をほとんど使う機会がなかったんですよ。毎回、肩書きが変わるごとに余らしちゃってて。それが社長になってからは、すぐ無くなっちゃいますね。それくらいこの2年間いろんな人と会って話をしたなぁ。
醍醐味は正直まだ自分はしっかり味えてないんじゃないかって思います。まだまだこれからかな、という気持ちがあるので。
社長ってスポーツに例えるならプレーヤーではないし監督でもない、チームのオーナーみたいな感じだと思ってます。目の前の成果というよりも1~2年くらいの期間で見て、配置されたスタッフの方が活躍されたり成果を上げられたりすると、社長ってこういう仕事なんだなぁっていう実感を得られますね。人やサービス、会社が成長してく過程を見るのは楽しいです。

ーエンジニアご出身の栗栖社長がご自身でコードを書くことは今でもあるのでしょうか?

栗栖社長:自分で書くとみんなに怒られちゃうんで控えてます(笑)提供しているサービスに関してはほとんど書いてないですね。でもいざとなったら最終的に自分が見て何がどうなってるのかっていう責任をとらなきゃいけないって気持ちがどこかにあって、時間がある時に社内の自己紹介サービスとかポッドキャストとか自主トレがてら勝手に書いてスタッフ向けに公開したりしています。
インターネットの技術を強みにしていて、そこのエンジニア出身の社長なのに今はついていけてません、っていうのが自分の中でかっこ悪いですし。

ー不断の努力、私達も見習わせていただきます!

栗栖社長とギターの出会い

ーそれでは、ここから栗栖社長がギターを始められた経緯などをお伺いさせていただきたいのですが、先ほどポスター撮影時に持たれていたYAMAHAのMG-M2、これはが栗栖社長の最初の1本目だったのでしょうか?

栗栖社長:これが1本目、そしてオンリーワンです。たしか中学2年生の頃購入した記憶があります。九州の鹿児島が地元だったので地元の楽器店で買いました。

ー楽器屋さんはお1人で行かれたんですか?

栗栖社長:たしか母親と行きましたね。私が通っていた学校は運動系と文化系の部活を掛け持ちができたんですよ。それでバスケット部は既に入っていて、ギターもやってみたいと思って。

ーすいません、話が少し脱線ちゃうんですけどバスケやられてたんですね。

栗栖社長:バスケは友達がやってて、小学校6年生の時に沖縄に転校していったんですよ。で、その彼が栗栖も中学校行ったらバスケットやろうよ。インターハイで会おうぜ、と。

ー熱いなぁ!

栗栖社長:熱いでしょ?まぁ結果インターハイは出れませんでしたけど(笑)そんな感じでバスケはやってましたね。で、ギターを始めた理由はバンド結成がきっかけだったと思います。コンクールで賞を取るくらいピアノがうまい女の子と同じくピアノが上手かった男の子がいて仲が良かったんですね。それで、ちょっとバンドやってみたいね、って話になって僕はギターを始めることになりましたね。キーボードの男の子は、ドラマーになって、その後Dream Theaterとかに傾倒していきました。

ー極端なメンバーの組み合わせですねぇ!

栗栖社長:それでみんなで音楽部に入って、先生から最初に渡された楽譜が JUN SKY WALKER(S)(ジュン・スカイ・ウォーカーズ)の『START』だったんですよ。次に練習をしたのは大事MANブラザーズバンドの『それが大事』だったと思います。
入部の時に母親に「やめるなよお前」って言われながらギターを買いに行きましたね(笑)
これ当時そんなに安くはなかった気がします。ありがたい話ですよね。当時親が投資してくれたおかげで僕はずっとこのギターを持ってるんですから。

ーこのギターを選ばれた理由っていうのは何かあるんでしょうか?楽器屋さんにたくさん飾ってある中から選ばれたんですよね?

栗栖社長:当時私がB'z(ビーズ)のファンになりたてだったというのと、当時中学生の僕が見て「いいな」って思う形だったんですよ。わかります?このセクシーなボディラインと青い感じ(笑)同じギターでアームが付いたモデルがあったんですけど、僕は無しの方を買いました。結構高いものを買ってもらっておきながらも子供心に少しでも安い方をっていう変な気の使い方をして(笑)

ー凄い良く分かります(笑)でも、それって・・・当時B'z(ビーズ)の曲でアームを使う曲とかありましたよね?

栗栖社長:ありました(笑)なので楽譜を見ながら練習してて、アームが出てきたら「これ弾けないやつだ」ってなってました。あと、洋楽が好きな子もバンドメンバーにいたんですけど、『それが大事』をやった後はHighway Star(ディープ・パープルの曲)とかやってましたよ。しかもバンド名が『栗栗CLUB』でしたからね。

ー栗栗CLUB!(笑)それってリーダーじゃないですか!けっこう長く活動されてたんですか?

栗栖社長:うーん、一年半くらいですかね。学校は中高一貫だったんですけど、高校に進学して僕は演劇を始めてしまったので。あとバンドの中で洋楽好き派が強くなっていって、バンドで洋楽をもっとやっていきたいと。で僕は当時洋楽がよくわからなくて、中学を卒業したタイミングで解散しましたね。

ーいわゆる「方向性の違い」ってやつですね?

栗栖社長:まさしくそうなんですよ(笑)

ギター練習の壁の克服方法は?

ーギターの練習の時に大変だったことは何がありましたか?

栗栖社長:20数年前の当時はとにかく情報が無くて大変でしたね。今はYouTubeもあるしほんとに便利な世の中ですよね。鹿児島の片田舎でギターの練習しようと思ったら独学以外にないんですよ。ライブの映像も今みたいに鮮明な映像じゃないので見ても弾き方まではわからないし。だから1,000円くらいのタブ譜付きの本を買ってきて、これ、こう弾くのかなぁ、と模索しながらやってたりとか、教本を見ながら基本をひたすら練習っていう。

ーギターを独学でされる方って挫折する方が多いと思うんですが、続けるモチベーションになったのはやはりバンドがあったからですか?

栗栖社長:挫折の定義をなんとするかですけど、僕挫折は結構してますよ。初心者なのにいきなりB’zのソロとか弾こうとしてたんで(笑)設定する目標を完全に失敗しましたね。段階を踏んで少しずつやれるようにすればよかったなぁ。でも大人になってからRocksmithっていうゲームでまたチャレンジしましたね。自分のレベルに合わせてちょっとずつできるので。子供の頃にこんなのがあったらなぁって思いましたよ。

栗栖社長:でもやっぱり当時友達とやってたってことは大きかったですね。未だにその時の友達と会いますけど昔のバンドの話になりますね。

ー『栗栗CLUB』長年の時を経て再結成!とかいかがでしょうか?(笑)

栗栖社長:みんなバラバラですしなかなか難しいかなぁ(笑)
私もなかなか触る時間は取れてないんですけど一時期、朝 先に家族が家を出ていって「家を出るまでに15分くらい時間があるな」っていう時はちょっと大きい音を出してリビングでギタリストになりきって弾いてましたね(笑) そうしたら長男も一時期興味を持って一緒にやったりしましたね。だから息子用にミニギターも買ったんですよ。

ーではぜひそのギター(YAMAHA MG-M2)引き継いでもらえると嬉しいですね。

栗栖社長:ほんとそうですね。不思議とね、長く使ってますけど、見た目が綺麗なんですよ。

ーどんな曲をかけられてるんですか?

栗栖社長:本当もういろいろですよ。それこそB'zとか、Foo Fightersとか。たまに妻の好きなBONNIE PINKとかつじあやのとかもかけてますね。子供もその影響なのか大人っぽい曲を好きみたいですよ。

ここで栗栖社長にサプライズ!

ーそしたらですね・・・・実は、、、、実は今日栗栖さんにプレゼントがありまして・・・

栗栖社長:なんでしょうか・・・?プレゼント・・・?

ーこれなんです・・・!

はてなブックマークギター!(ジャジャーン!)

栗栖社長:・・・・ん?

栗栖社長:・・・・んん?

栗栖社長:うわ!これはなんですか・・・!

ー実はですね、我々のはてな愛を形にするべく弊社でこっそり作らせていただきました(笑)世界に1本だけのオリジナルエレキギターですっ!

栗栖社長:えーー!まじすか!(大興奮)

栗栖社長:うわ・・・これはすごいな・・・!しかもすごく綺麗に仕上がってるじゃないですか!

ーぜひオフィスなどに飾っていただいてご来客の際に自慢していただければ私たちも嬉しいです。そしてメンテナンスや修理の際はぜひ弊社に(笑)

栗栖社長:これ作るの大変じゃなかったですか?

ー弊社ブランドの開発者に無茶言って設計図から作ってもらいました。本当はそのCADデータを御社にお渡ししてGitHub※とかで公開してもらえたら面白いと思っていたんですけど、制作には職人の手作業での調整も入るためCADデータだけでは作れないところもあって断念しました(笑)
※プログラマーなどがソースコードを共有するサービス

栗栖社長:ピックアップのカバーも綺麗に塗ってありますね・・・指板のはてなスターの感じもかっこいいです!ちょっと弾いてみていいですか?

栗栖社長:うん、すごく弾きやすいし、良いモノだっていうのがすごく伝わってきます。

ー喜んでいただけて嬉しいです。唯一指板のところはカラースターにはできなかったのが心残りでした(笑)ただし、ヘッドは栗栖社長がお好きかなぁと思ってレスポール風にしてみました。

栗栖社長:さすがですね!僕のレスポール欲がここ(ヘッド部分)だけ満たされましたよ(笑)これ、京都の本社に持って帰りたいなぁ。オフィスに置いておいて会社で音楽活動しようかな。

ーぜひぜひ!会社内で新たな『栗栗CLUB』結成を!たしか御社でDJの方とかいらっしゃいましたよね?過去にイベントをやられていたような・・?

栗栖社長:いますいます。DJイベントとかもやったりしてますね。楽器をやってるメンバーもいますけど社内で結成しているバンドはまだないんじゃないかなぁ。あとこのギター量産したら誰か買ってくれるかなぁ。

ー品番はHTB-1とかでいいですか?量産の時にはぜひご用命ください(笑)でも喜んでいただけてよかったぁ~!本日は本当に貴重なお時間をいただいてありがとうございました。ぜひ今後ともギターを続けていただいて音楽を楽しんでください!

栗栖社長:こちらこそ素敵なものをいただいてありがとうございます。これからも仕事や音楽を楽しんでいきたいと思います。

栗栖社長 経歴

氏名:栗栖 義臣(クリス ヨシオミ)

略歴

昭和53年3月 鹿児島県出身
平成14年4月 TIS株式会社入社
平成20年10月 株式会社はてな入社
平成24年7月 株式会社はてな 第2サービス開発本部長
平成26年7月 株式会社はてな 取締役
平成26年8月 株式会社はてな 代表取締役社長

お仕事や音楽に対する想いを『ギターを初めて手にした時の少年』のようにキラキラした表情で話されていた栗栖氏。
これからも島村楽器『I LOVE GUITAR』企画ではギターを愛する皆様を応援していきます!